お前が好きだなんて俺はバカだな

それから間もなく、先輩が駆けつけてきた。

先輩は私が会長と一緒にいるのをみると、

「加持会長、お疲れさまです。」

と、丁寧に挨拶する。

特に怪我とかはないみたいだ。

「先ほど、副会長と薫子先輩にお会いしました。今は広場のほうにいるようです。」

「そう。
ありがと。」

こうして、ひと通り会話をしているのを見ると、前の緊張しすぎた雰囲気が嘘のようだ。

もしかして、私が知らないだけで、個人的にはみんなおつきあいがあるのかな...。

私だけ、なんだか仲間外れになっている気分だった...。

「じゃあ、そろそろ私はこれで誠たちのところに戻るよ。」

「...はい。」

なんだかまだもやっとした感じだけど、先輩が来ちゃったし...ここは仕方ない。

「じゃあね、美礼。」

「はい。」

...。

2人がなんだかやっぱり、眩しく感じちゃうな...。

「どうした?結野。」

「いえ...。」

「ああ、そういえば東條の妹さん、
先に帰ったぞ。」

「あ...そうですか。」

「なんだよボーッとして。
そもそもなんでお前会長と一緒にいたの?」

「それは...。
たまたまお会いしたので...。」

「へえ。」

気のない返事...。