「ふふっ……可愛らしい反応をしますのね。でもあなたがわたくしに興味がなくても、わたくしはあなたに興味が湧きました」
「は、はあ……」
セイレーンの言葉に首を傾げるアレスから離れた彼女は、ブラッドさんの隣へと戻って行く。
「わたくしがここへ来たのは、大事な約束を果たすためです」
「約束?」
約束っていったい?
「まあ、その件は気にしなくていい。じゃあ第二ステップの内容だけど――」
セイレーンさんの紹介を終えて、ブラッドさんは私たちに第二ステップの内容の詳細を話してくれた。
まずこの二ヶ月で身につけた事をそれぞれ活かしながら、ブラッドさんと一騎打ちで戦い一撃当てる事が出来たら、第二ステップはクリアとなる。
一見、話を聞くだけなら凄く簡単な物に思えるかもしれない。
しかし相手はあのブラッドさんだ。
きっと私たちは一撃を当てるどころか、彼に近づくことすら出来ないと思う。
「当然、俺だって本気を出してお前たちを迎え撃つ。だからお前たちは遠慮することなく、各々本気を出して俺に掛かってこい」
ブラッドさんはそう言うと、右手にアムールさんを構えると魔力をその身にまとった。
「それじゃあ、早速始めるか」
その言葉に私たち四人は同時に頷いてみせた。
「は、はあ……」
セイレーンの言葉に首を傾げるアレスから離れた彼女は、ブラッドさんの隣へと戻って行く。
「わたくしがここへ来たのは、大事な約束を果たすためです」
「約束?」
約束っていったい?
「まあ、その件は気にしなくていい。じゃあ第二ステップの内容だけど――」
セイレーンさんの紹介を終えて、ブラッドさんは私たちに第二ステップの内容の詳細を話してくれた。
まずこの二ヶ月で身につけた事をそれぞれ活かしながら、ブラッドさんと一騎打ちで戦い一撃当てる事が出来たら、第二ステップはクリアとなる。
一見、話を聞くだけなら凄く簡単な物に思えるかもしれない。
しかし相手はあのブラッドさんだ。
きっと私たちは一撃を当てるどころか、彼に近づくことすら出来ないと思う。
「当然、俺だって本気を出してお前たちを迎え撃つ。だからお前たちは遠慮することなく、各々本気を出して俺に掛かってこい」
ブラッドさんはそう言うと、右手にアムールさんを構えると魔力をその身にまとった。
「それじゃあ、早速始めるか」
その言葉に私たち四人は同時に頷いてみせた。