「珍しいじゃん。アレスが時間前に来てるなんて」
「こっちから誘ったんだし、時間前に来るのは当然だろ?」
「それはずっと守って欲しいところよね」
テトのその言葉に私は大きく頷いて見せた。
そんな私の姿にアレスは苦笑した。
本当にテトの言う通りだと思う。
黒の魔法教団の件といい、ラスールの件といい、アレスは自分から指定した時間は守らないタイプみたいだから、今日みたいに約束の時間前にはちゃんと来ていて欲しいと思うところだ。
って、普通なら自分が指定した約束の時間には、約束した相手よりも自分が先に来ているのが当たり前なことだと思うんだけど。
「アレス、今日はどこに行くっていうんだ?」
するとアレスの左肩に乗っているムニンが、黄緑色の瞳を軽く瞬かせて問いかける。
「今日はソフィアたちに、母さんの誕生日プレゼントを一緒に選んで欲しいと思ってさ」
そう、今日はアレスのお母さんのマーガレットさんの誕生日が近くに控えているって事で、数日前に【母さんに送るプレゼントを一緒に選んで欲しい】と言う話をアレスからされた。
当然私は迷わずに返事を返した。
マーガレットさんには私も小さい頃にお世話になった人だから、何かお礼が出来たら良いなと思っているところだ。
「それじゃあ行くか」
「うん」
私たちはそれぞれ隣を歩きながら、街の方へ向かって歩き出した。
✩ ✩ ✩
アレスと一緒にお店を回って、目ぼしい物はいくつか見つけられたんだけど、どれもアレス的にはピンと来るものはなかった。
だからまた次、また次のお店へと足を運んでいるうちに、気がついたら時間はもうとっくにお昼近くになっていた。
私はアレスに案内されながら、ちょっとお洒落なお店へと立ち寄って、そこで昼食を取ることになった。
「こっちから誘ったんだし、時間前に来るのは当然だろ?」
「それはずっと守って欲しいところよね」
テトのその言葉に私は大きく頷いて見せた。
そんな私の姿にアレスは苦笑した。
本当にテトの言う通りだと思う。
黒の魔法教団の件といい、ラスールの件といい、アレスは自分から指定した時間は守らないタイプみたいだから、今日みたいに約束の時間前にはちゃんと来ていて欲しいと思うところだ。
って、普通なら自分が指定した約束の時間には、約束した相手よりも自分が先に来ているのが当たり前なことだと思うんだけど。
「アレス、今日はどこに行くっていうんだ?」
するとアレスの左肩に乗っているムニンが、黄緑色の瞳を軽く瞬かせて問いかける。
「今日はソフィアたちに、母さんの誕生日プレゼントを一緒に選んで欲しいと思ってさ」
そう、今日はアレスのお母さんのマーガレットさんの誕生日が近くに控えているって事で、数日前に【母さんに送るプレゼントを一緒に選んで欲しい】と言う話をアレスからされた。
当然私は迷わずに返事を返した。
マーガレットさんには私も小さい頃にお世話になった人だから、何かお礼が出来たら良いなと思っているところだ。
「それじゃあ行くか」
「うん」
私たちはそれぞれ隣を歩きながら、街の方へ向かって歩き出した。
✩ ✩ ✩
アレスと一緒にお店を回って、目ぼしい物はいくつか見つけられたんだけど、どれもアレス的にはピンと来るものはなかった。
だからまた次、また次のお店へと足を運んでいるうちに、気がついたら時間はもうとっくにお昼近くになっていた。
私はアレスに案内されながら、ちょっとお洒落なお店へと立ち寄って、そこで昼食を取ることになった。



