「はあああ!!!」
ブラッドさんから貰った休日はあっという間に過ぎて四日目の今日、俺たちは個々にそれぞれ修行を開始した。
俺は体にエクレールさんの魔力をまといながら、アルさんに手合わせをして貰っているところだ。
「そんなに一気にエクレールの魔力を使おうとするな! 雫をコントロールしないと直ぐにばてるぞ!」
「はい!」
アルさんにそう言われた俺は、一度深呼吸してから自分の雫をコントロールしようとする。
雫から少しずつ魔力を引き出していき、必要な分の魔力だけをエクレールに注ぐ。
そんな俺の姿にアルさんは頷きながら見てくる。
「さあ、来い!」
その一言に俺はエクレールを構えて、思い切りアルさん斬りかかった。
✩ ✩ ✩
「アレス……大丈夫か?」
「は、はい……」
俺は赤くなっている額に、タオルを当てながら寝そべっていた。
さっき思い切りアルさんに斬りかかった時に、魔剣の力をまとえる時間がちょうど切れてしまった。
そして抵抗する構えをするひまもなく、アルさんが振り下ろした木刀をそのまま額に受ける羽目になってしまった。
今は休憩を含めて額の腫れが引くのを待っているところだ。
ほんと……情けない。
「本当にお前って、ブラッドにそっくりだよな」
「……えっ? 俺がブラッドさんにですか?」
俺は寝そべらせていた体を起こして、額にタオルを当てながらアルさんへと目を向けた。
そんな俺をアルさんはじっと見てくる。
ブラッドさんから貰った休日はあっという間に過ぎて四日目の今日、俺たちは個々にそれぞれ修行を開始した。
俺は体にエクレールさんの魔力をまといながら、アルさんに手合わせをして貰っているところだ。
「そんなに一気にエクレールの魔力を使おうとするな! 雫をコントロールしないと直ぐにばてるぞ!」
「はい!」
アルさんにそう言われた俺は、一度深呼吸してから自分の雫をコントロールしようとする。
雫から少しずつ魔力を引き出していき、必要な分の魔力だけをエクレールに注ぐ。
そんな俺の姿にアルさんは頷きながら見てくる。
「さあ、来い!」
その一言に俺はエクレールを構えて、思い切りアルさん斬りかかった。
✩ ✩ ✩
「アレス……大丈夫か?」
「は、はい……」
俺は赤くなっている額に、タオルを当てながら寝そべっていた。
さっき思い切りアルさんに斬りかかった時に、魔剣の力をまとえる時間がちょうど切れてしまった。
そして抵抗する構えをするひまもなく、アルさんが振り下ろした木刀をそのまま額に受ける羽目になってしまった。
今は休憩を含めて額の腫れが引くのを待っているところだ。
ほんと……情けない。
「本当にお前って、ブラッドにそっくりだよな」
「……えっ? 俺がブラッドさんにですか?」
俺は寝そべらせていた体を起こして、額にタオルを当てながらアルさんへと目を向けた。
そんな俺をアルさんはじっと見てくる。