白雪姫に極甘な毒リンゴを 短編集


 十環先輩は
 手についた砂をパンパンと払うと
 桃ちゃんの前に行き
 瞳をまっすぐ見つめた。


「桃ちゃん、嫉妬してくれたの?」


「嫉妬じゃないから……」


「へ~。
 素直じゃない桃ちゃんも、かわいすぎ」


 十環先輩は
 思いっきり桃ちゃんを抱きしめた。