白雪姫に極甘な毒リンゴを 短編集


「それ、本気で言ってる?」


「え?」


「俺、桃ちゃん以外目に入らないくらい。
 大好きでしかたがないんだけど」


 
 ティーカップで優雅に紅茶を飲んで
 優しく微笑むイメージの
 十環先輩が……


 怒りの感情をぶつけるような鋭い瞳で
 お姉さま方を睨んでいる。



 怒りの十環先輩なんて
 見たことなかったんだろう。

 お姉さま方は
 十環先輩を見つめたまま
 ブルブル恐怖で震えだした。
 


 そんな十環先輩を優しく諭したのは
 いっくんだった。