白雪姫に極甘な毒リンゴを 短編集


「一生懸命作ったんだよ。
 桃ちゃんに喜んでもらえると嬉しいな。

 いいよ。
 もう、目を開けても」



 私のために
 一生懸命に作ったものって
 何だろう?


 心が幸せオーラに包まれたまま
 瞳を開ける。



 私に手渡された紙袋の中には。



 ん?

 これは……なんだ??



 首を傾げ
 目をパチパチしている私。


 そんな私に気付いていないのか
 十環先輩はとびきりの笑顔で
 聞いてきた。



「どう?
 桃ちゃん、喜んでくれた?」



 なんて答えればいい??


 紙袋の中の物。
 これは一体何ですか??!!