鈴菜には申し訳ないことしたな……。
でも、とりあえず今は生徒会室に行かなきゃ。
駆け足で生徒会室まで行くと、中から少しの話し声が聞こえてくる。
私は2回コンコンっとノックした。
「はーい、どうぞ」
中から少し軽い声が聞こえてくる。
「失礼します」
私が中に入るとそこには昨日と同じ紅狼のメンツが揃っていた。
「おっ、来たねぇ……さて、どうするか決まったのかな」
チャラ男め……私は昨日の時点でどうするかなんて決めていたというのに…。
日を改めたからと言って私の気持ちが変わることは無い。
「はい、ごめんなさい。私は暴走族なんて興味も無いし、面倒事に巻き込まれるのはごめんなので」

