私の本当を知っていない人たちの何を信じろというのか。
もちろん話していないのは私の方だけど知られていなければ同じことだと思う。
そんなに人を簡単に信じられるほど私は純粋ではない。
それなりにみんなより経験があるから。
だから紅狼なんて私は信じられるはずもないし、そんな所に身を置くことも出来ない。
何があっても紅狼に入ったりはしない。
どれだけ粘られても同じこと。
早く放課後になればいいのに、なんて。
一刻も早くこのモヤモヤを解消してスッキリしたい。
そんなことを考えながら1日を過ごした。
キーンコーンカーンコーン……。
「んんっ、やっと終わったぁー！」
