そんな自殺行為をするような馬鹿じゃない。
「ほらほらっ、早く用意しないと先生来ちゃうよっ?」
「あっ、ほんとだ!」
なんとか鈴菜を席に戻らせて自分も席に着く。
とにかく、私が今1番やるべき最優先事項は放課後生徒会室に行って紅狼に入らないと言いに行くこと。
そこをハッキリさせないと今日の夜もモヤモヤして楽しめなくなっちゃう。
それだけは嫌だ。
唯一の人達と特別な時間を過ごせる貴重な機会。
私はあの人たちを、1番信用している。
なんなら学校で関わってる人なんてほとんど信じてない。
鈴菜には申し訳ないけど……これは仕方ないこと。

