き、如月ーー!!!
やりやがった、こいつ……!!!
どいつもこいつも人の意見聞かなさすぎるだろ!!
耳が付いてないのかこの阿呆どもは!
……と、口汚くなりそうだった。
とりあえずこの状況をどうしようか。
この千歳さんって人ならなんとなく話通じそうなんだけど……。
どうしてか笑顔なのに話しかけづらい雰囲気を醸し出してるんだよなぁ、この人。
普段損して生きてそうな人だな。
「あの、私は……」
なんとなく少し申し訳ない気持ちになりながら恐る恐る話しかける。
「巻き込んでごめんね、君が僕たちにあんまり興味がないのは見てわかったんだけど」

