一体どうすれば……。
「あれ、なんだか全然見たことない子いるね。珍しい~かな?」
ギクリ。
チャラ男の声が耳の奥で反芻する。
まさか…。
ロボットかのようにギギギ…と顔をチャラ男たちの方に向けると…。
「暴走初めてかな~?」
あぁ、最悪だ。
目をつけられた感がすごい。
それに周りの女子からの目線が鋭く尖っている気がしてとても痛い……。
もう、早く帰りたい。
その一心で隣の鈴菜を見やる。
「そうですっ!この親友と見てみたいなーって話してて……」
す、鈴菜!?
私を盛大に巻き込んでいく鈴菜。
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