もう私は陽炎の一員じゃないんだから。
でも私がハンカチを渡した子はあんまり強そうには見えなかったけどなあ…。
「まあ何がともあれ、片瀬さんが無事でよかったです。」
いや鈴菜が無事じゃないからな?
ということはおいといて…。
「なんだかあまり見向きもされなかったみたい。」
全くの嘘だけど。
「こいつらも相当悔しいはずだ。」
水澄さんは心底悔しそうにしていた。
「まあ仕方ないよ、今の僕らじゃ勝ち目はなかったってことだね。」
千歳さんはいつでも冷静だなあ。
だけどその反面、どうでも良さそうな…興味がなさそうな雰囲気も漂っている。

