玄関に戻ってリビングに案内する。
「3人はそこのソファに寝かせて」
幸い、無駄に家が大きいおかげで場所には困らない。
「…え、まって、広すぎない?」
負傷しているくせに動こうとする如月とチャラ男。
「大人しくして。悪化する」
さて、たしかあっちの物置部屋にあったはず。
私はひとつの物置部屋にいって救急セットを探した。
…あった。
あからさまに揃いすぎてて一般人っぽくないのは明らかだけど緊急時だから仕方ない。
急いで戻って処置を始めた。
まず初めに1番重症に見られる如月。
如月は1番最初に激しくやりあっていた。

