やっぱりちゃんと断ろう。
そんなことを考えていると放送がなった。
「あれ、なんだろうね?」
鈴菜が可愛らしく首を傾げている。
…なんだろう、この状況。
すごくデジャヴな気が………。
「あ、あー。よし、えーと…」
この声はやっぱり。
「1年、片瀬紗良さん。至急生徒会室に来てください。繰り返します…」
ですよねー…。
「えっ、また紗良!?やっぱりなにかやらかしちゃったの…?」
不安そうな顔をする鈴菜。
「い、いや~!そんなはずないんだけどな、はは、はははは…」
なんかもうめんどうだしいかなくていいよね…。

