『好きだ。』

元陸上部だった俺はいとも簡単に、彼女に追いついてしまった。

でも勇気が出なくて影から見つめていた。

西棟まで走った彼女は疲れのせいか転んでしまった。

ひたすら泣きじゃくる彼女を見て、俺は決心した。

さっき、クラスメイトの前であんなにはっきり言えたんだから、大丈夫だって。


「結菜……!」

俺は走り出した。