クールな女医とわんこ

綾は呼吸を整えた

何度も深呼吸をして

「もう一人のそらは…
私の婚約者だったの
大学を出てアメリカに行って4年経った時
出会ったの…
彼はまだ大学を出たばかりの新人で
私が教育係りだったの
なぜか惹かれたのね
それで4年付き合ったの
二人で日本に帰る事になって…
日本に帰ったら結婚する約束をしたの
そして日本に帰る1週間前彼のご両親
が来たの
彼はご両親に私の話をしてくれてたみたい
だけど…結婚の話ではなく別れる話
をしたみたい
だからご両親がわざわざアメリカに来て
彼が別れたがってると…
日本に婚約者がいて私とは遊びだったと…
自分から言いにくいから…代わりに
言って欲しいと頼まれてきたんだと…
それで手切金を渡された
まあ受け取らなかったけどね
私一人が愛していたんだと…
彼も同じ気持ちだと思っていたのに…」

涙が溢れてきた

綾は思い出した感情をどうしたらいいのか

わからなかった

まだ覚えているあの時の事を…

なぜ⁇なぜ⁇

綾は涙が止まらなかった