泡沫の記憶


夏休み中に3年生の引退試合があった



帰りに澤田先輩に呼ばれた



「小栗、一緒に帰ろう」



スパイクを片付けながら先輩が言った



「え、あー、ハイ」



なんか、言われる?オレ?



「咲田と帰りたいの?」



先輩が少し笑いながら言った



「いや、
別にいつも一緒に帰ってるわけじゃないです
たまたま一緒になるっていうか…」



「じゃあ、問題ないね
オレと一緒に帰ろ!」



たまたま一緒が
ほぼ毎日になってるって…