泡沫の記憶


ドーンドーンドーン…



「咲田、瀬倉と一緒にいたかった?」



「ん…なんで?
…なんで、そんなこと、聞くの?」



自分でもわからない

ただ、思ってたことが口から出た



ドーン…ドーン…



沈黙



オレは
ほぼ氷が溶けたかき氷をストローで飲み干した



「ごめ…」

「小栗がいるから、いい…」



咲田がオレの言葉を遮って言った




「…え?」



顔を上げると
咲田の顔が近かった



ドキン



唇と唇が重なりそうなぐらい近くて



「小栗がいい…」



咲田の声が近くで聞こえた