泡沫の記憶


平行線じゃなきゃいけない

オレと朱夏



ずっと平行のまま

進まなきゃいけなかったのに…



曲がったら

ダメだったんだ



交わったら

ダメだったんだ



朱夏が触れようとしたとしても

同じ距離を取ることはできたはず



あの時一瞬歪んだ線は

朱夏に交わってしまった



一度交わった線は

平行にはなれなくて

そのまま真っ直ぐ

どんどん離れていった



そうするしかなかった



この先

平行になることは難しく



交わることは

もぉ絶対ない




はず…