だから、私のことを考えてくれている詩音先輩の気持ちに応えたい。 私だって、詩音先輩ともっと触れ合いたい…と思ってるから。 そんなことを考えていると、詩音先輩は歩みを止めた。 「…最後にバラ園に行こうか。見たがってたでしょ?」 やっぱりあそこはバラ園だっんだ…! 「はいっ…!行きたいです!」 「ふっ、じゃあ移動しよ」 外に出なくても行けるということで、庭に繋がる部屋から外に出た。 今日は絶好のお洗濯日和だなぁ。 太陽が眩しくて、久しぶりのポカポカ陽気。