「よかった、ちゃんと来てくれて」 「よ、よろしくお願いしますっ…」 「うん、最後まで頑張ろう」 注目を浴びながらも、先輩と手を繋いでゴールに向かう。 特に女の子たちの悲鳴が聞こえてきて、ちょっと走りにくい。 詩音先輩が私を無理ない程度に引っ張ってくれて、他の人たちより早くゴールテープを切ることが出来た。 「っこ、これお願いします…っ…」 係の人にお題カードを渡し、そのお題に合っていれば合格となる。