それから冴島 紫乃は消えた。 あの男2人はどうやらどこかの族のやつだったらしく、消されたのか消えたのか。 「梓、寝癖ついてる。」 俺たちにもようやく元の生活が戻ってきた。 「え?!結雅、さっきついてないって言ったじゃん!」 「…悪ぃ。面白くて」 相変わらず梓ちゃんと結雅も仲良くて、梓ちゃんの傷は結雅がゆっくり癒していくものだと思った。 ──そう、思ってたんだ。