「もう帰んの?まだやろーよ。」 ベッドの周りに散らかった服を拾い、着ようとすると男に肩を掴まれた。 「疲れた。もう無理。」 それを振り払い、前のボタンを途中まで閉めて部屋を出た。 幸い素っ裸の男はすぐには追って来れない。 「はぁ…っ疲れた…」 走ったのなんて何年ぶりかな。 脇腹がすごい痛い。