「待って結愛ちゃん!」 部屋を出ていこうとした私をとめたのは玲緒だった。 「玲緒、…」 何か言いたげに玲緒を止めようとした新を真剣な目で見つめた玲緒。 「新、玲緒に任せよう。」 蒼空が眉を寄せる新を座らせ、私もソファに座らされた。 「…今結雅は、お墓参りに行ってる。」