冷酷姫に溺れて。

私は今日思ったことを全て話した。

生徒会室で見たことも全部。

「最低だな!」

入井くんはそう言ったあと、私を見た。

「……ごめん」

「いいよ。今日は許す」

笑って見せたけど、上手く笑えてなかったと思う。

「…無理に笑わないで」

入井くんは頭を撫でてきた。

でも、嫌じゃなくて。

「あ、うわぁぁぁぁ!!
ご、ごめんっ!!」

そんなに叫ばなくてもいいのに。

「ふふっ」

「笑わないでよ」

「なんか可愛いなって思って」

入井くんは急に真顔になって、私の髪を触った。

そして、その髪にキスを落とした。

「……俺は男だからね?」

ぶわっと何かが上がってくる感じがした。

入井くんが触った髪の毛から全身に何かが流れるような気もした。

何、これ。