ウエディングドレスを着せてやろう

「ちょっとこちらに来ましょうか」
と腕をつかむと、

「わっ、私がたまたま、書類を持ってきたら、あんたたちが勝手にデカイ声で話し出したんじゃないっ」
と叫び出す。

 やめてっ、離してっ、殺さないでっ、おまわりさん~っ、とわめく詩織を近くの会議室に引きずり込んだ。

 何処の部屋が空いているか、頭に入っていたからだ。