明かりもつけずにスマホに表示された花鈴の番号を眺めていると、誰かが勝手に画面に触れた。
発信し始める。
こらーっ、と顔を上げると、田畑だった。
花鈴は何故か田畑を老人だと思っているようだが、田畑の年は実は自分とそう変わらない。
花鈴に足を踏まれた頃は、田畑もまだ新人時代の苦労した記憶が生々しく。
それで、新入社員となった光一のために、頑張れという思いを込めて靴を磨いてくれていたのだ。
「光一様が女性の電話番号を見つめてるなんて、珍しいですね~。
なにかかけにくいお相手なんですか?」
体操のお兄さんのような爽やかな笑顔で田畑はそう言ってくるが。
いやいやいや、お前、もう発信させてるしっ、と光一は、スマホの画面と田畑の顔を交互に見た。
発信し始める。
こらーっ、と顔を上げると、田畑だった。
花鈴は何故か田畑を老人だと思っているようだが、田畑の年は実は自分とそう変わらない。
花鈴に足を踏まれた頃は、田畑もまだ新人時代の苦労した記憶が生々しく。
それで、新入社員となった光一のために、頑張れという思いを込めて靴を磨いてくれていたのだ。
「光一様が女性の電話番号を見つめてるなんて、珍しいですね~。
なにかかけにくいお相手なんですか?」
体操のお兄さんのような爽やかな笑顔で田畑はそう言ってくるが。
いやいやいや、お前、もう発信させてるしっ、と光一は、スマホの画面と田畑の顔を交互に見た。



