ウエディングドレスを着せてやろう

 まあまあのなあなあで生きてきた花鈴は、此処でまた、ゆるっとそのまま流してしまう。

 あんなこと言ってたけど、また安芸さんに会うこともそうそうないだろうしな、と思いながら。

「いえいえー。
 それでは、失礼致します~」

 そんな適当な挨拶をして、花鈴は光一の許を去り、研究棟へと向かった。