絶対言いたくなさそうな言葉を復唱させられているのが痛々しいし。
ラブラブだ、と言いながら、花鈴と一定の距離を保っていて、手も触れないのが不自然だ。
そうかそうか、と笑った安芸は手にしていた、あやしいジュースを飲み干した。
あっ、という顔をした花鈴に、カラになったカップの中を見ながら、
「いや、炭酸も全然抜けてないし、いけるよ」
と教えてくれる。
「そ、そうですか。
よかった」
安芸は、ホッとして笑った花鈴の耳許に顔を近づけ、小声で囁いてきた。
「君には災難だろうけど。
なんだか、しばらく楽しめそう。
またね」
カップを側のゴミ箱に入れると、じゃあね~、光一~、と手を振り、安芸は去っていった。
慌てて花鈴は安芸に頭を下げる。
そういえば、グループ会社の社長様だったからだ。
そちらを見送りながら、光一が言ってきた。
「すまない。
またお前をダシに使ってしまって」
いえいえ。
なれてないみたいなんですけど、ダシ。
そう思いはしたが、まあ、もうなにもかも流すのが一番か。
ラブラブだ、と言いながら、花鈴と一定の距離を保っていて、手も触れないのが不自然だ。
そうかそうか、と笑った安芸は手にしていた、あやしいジュースを飲み干した。
あっ、という顔をした花鈴に、カラになったカップの中を見ながら、
「いや、炭酸も全然抜けてないし、いけるよ」
と教えてくれる。
「そ、そうですか。
よかった」
安芸は、ホッとして笑った花鈴の耳許に顔を近づけ、小声で囁いてきた。
「君には災難だろうけど。
なんだか、しばらく楽しめそう。
またね」
カップを側のゴミ箱に入れると、じゃあね~、光一~、と手を振り、安芸は去っていった。
慌てて花鈴は安芸に頭を下げる。
そういえば、グループ会社の社長様だったからだ。
そちらを見送りながら、光一が言ってきた。
「すまない。
またお前をダシに使ってしまって」
いえいえ。
なれてないみたいなんですけど、ダシ。
そう思いはしたが、まあ、もうなにもかも流すのが一番か。



