ウエディングドレスを着せてやろう

「あのー」
と愛が現れた。

「そこでの会話、ずっと、みんなに聞こえてたみたいなんだけど。
 二人とも声が大きいから」

 その言葉のせいで、みんなが遠慮なくこちらを見ていた。

 仕切られている気分になってた分だけ、声が大きくなっていたのかもしれない。

「罠ですね」
と立ち上がった花鈴はそのパーテーションをつかんで言う。

「今度から、秘密をもらして欲しい人は此処に座らせたらいいですよ」
と。

 おのれのマヌケは棚に上げて――。