ウエディングドレスを着せてやろう

 実は、トラウマなんですかね、お母様。

 好みのタイプではなかったとしても。

 憎からず思っていた相手にサンダルをかじられて。

 それで、焦らしている場合ではないと気づいて、結婚話を受けたのか。

 もしや、全部、お父様の罠!?
と花鈴は見たが、慶次はただ穏やかに微笑んでいた。