「……花鈴」
と溜息まじりに呼びかけてきたあとで、光一は一瞬、止まった。
どうも、この状況でも、まったく躊躇することなく、スッと名前を呼べた自分に自分で驚いているようだった。
光一は、それで自信を得たのか、花鈴の手を強く握り言ってきた。
「俺は、例えケモノに襲われたみたいにボロボロになっているパジャマでも、お前のパジャマ姿が見てみたい」
……いやそれ、本当に見たいですか?
と思ったとき、意外に止まらなくなるタイプらしい光一は、花鈴、と呼びかけ、花鈴の腰に手を回してきた。
おっ、お待ちくだされっ、
と動揺のあまり頭の中の独り言まで口調がおかしくなる。
ちょっ、ちょっと無理ですっ、そういうのはまだっ、と花鈴は手をつかまれたまま、にじにじと腰で逃げるが、光一はその分、前に出てくる。
こうするとお姫様のベッドみたい、と思って、小学生の頃から、何個も重ねて置いているフリルのついた枕に身体を押し付けられる。
お姫様みたいと親にねだって枕を買ってもらったときには、その枕がこんな風に使われる日が来るなんて思いもしなかったのにっ。
と溜息まじりに呼びかけてきたあとで、光一は一瞬、止まった。
どうも、この状況でも、まったく躊躇することなく、スッと名前を呼べた自分に自分で驚いているようだった。
光一は、それで自信を得たのか、花鈴の手を強く握り言ってきた。
「俺は、例えケモノに襲われたみたいにボロボロになっているパジャマでも、お前のパジャマ姿が見てみたい」
……いやそれ、本当に見たいですか?
と思ったとき、意外に止まらなくなるタイプらしい光一は、花鈴、と呼びかけ、花鈴の腰に手を回してきた。
おっ、お待ちくだされっ、
と動揺のあまり頭の中の独り言まで口調がおかしくなる。
ちょっ、ちょっと無理ですっ、そういうのはまだっ、と花鈴は手をつかまれたまま、にじにじと腰で逃げるが、光一はその分、前に出てくる。
こうするとお姫様のベッドみたい、と思って、小学生の頃から、何個も重ねて置いているフリルのついた枕に身体を押し付けられる。
お姫様みたいと親にねだって枕を買ってもらったときには、その枕がこんな風に使われる日が来るなんて思いもしなかったのにっ。



