ウエディングドレスを着せてやろう

「……花鈴。

 花鈴さん。

 花鈴ちゃん。

 ……そうだ、お前のLINEの名前は、何故、『いっちゃん』だ!」

 そう呼び方に迷いながら、光一は思い出したように言ってきた。

 だが、その様子を見ていた花鈴は、

 もしや、今までフルネームで呼ばれてる、と思っていたのも、こうして、名前で呼びかえていたのかも、
とようやく気づき、照れて俯く。

 そのとき、
「おはよう。
 お招きありがとう」
と兄夫婦が現れた。

 智也は晴樹を抱っこしたまま、肩をかじられている。