ウエディングドレスを着せてやろう

 そこは好青年風のサラリーマンたちが(つど)っているテーブルだった。

 おとなしげな青年がひとり、確かに何度かこちらを見ていて、愛と視線が合うとパッとそらしてしまう。

「愛さんには、ああいう雰囲気のかたの方が似合うかもしれませんね」

 そう言い、高倉は微笑んだ。