「酔っているのなら、明日には覚えていないだろうから、白状してやろう。
実は、今日、出かける前に思ったんだ。
今日は酒を呑んだらもったいないなって」
「もったいない?」
「なかなか職場では、お前と二人でゆっくりできることもないからな。
正気の状態で、お前と向き合ってみたかったんだ。
お前を間近で見つめてみたかった。
まあ、結局、緊張して見られなかったんだがな」
私なんかに、そんなもったいないお言葉をっ、と花鈴は衝撃を受け、今度は骨だけになった手羽先を落とした。
その様子を見ていた光一が言う。
「なんだ?
酔ってないのか?
よし、今のセリフを忘れるために呑め」
と光一は花鈴の、まだ減っていないグラスにワインを注いできた。
「……正気な状態で、お前を見ていたかったのもだが。
理性が飛んで、お前相手におかしなことをしたら困ると思ってな」
と光一は赤いランタンの灯りに照らされた花鈴のワインを見ながら呟く。
田畑と智也が居たら、
「いやいやいや。
飛んでいいんですよ」
と言っていたところだろうが、居なかったので、誰も突っ込まなかった。
実は、今日、出かける前に思ったんだ。
今日は酒を呑んだらもったいないなって」
「もったいない?」
「なかなか職場では、お前と二人でゆっくりできることもないからな。
正気の状態で、お前と向き合ってみたかったんだ。
お前を間近で見つめてみたかった。
まあ、結局、緊張して見られなかったんだがな」
私なんかに、そんなもったいないお言葉をっ、と花鈴は衝撃を受け、今度は骨だけになった手羽先を落とした。
その様子を見ていた光一が言う。
「なんだ?
酔ってないのか?
よし、今のセリフを忘れるために呑め」
と光一は花鈴の、まだ減っていないグラスにワインを注いできた。
「……正気な状態で、お前を見ていたかったのもだが。
理性が飛んで、お前相手におかしなことをしたら困ると思ってな」
と光一は赤いランタンの灯りに照らされた花鈴のワインを見ながら呟く。
田畑と智也が居たら、
「いやいやいや。
飛んでいいんですよ」
と言っていたところだろうが、居なかったので、誰も突っ込まなかった。



