ウエディングドレスを着せてやろう

 そういえば、私も持っていた、と思いながら、花鈴は訊いてみた。

「……あの~、未智さんって、おいくつなんですか?」

「七つだ。
 めちゃめちゃ可愛いぞ」
と安芸は今までで一番いい笑顔を見せてくる。

 ……子どもだったのか。

「俺か光一と結婚するとずっと言っていたのに、いつの間にか、俺が脱落していた。
 なので、責任とって未智と結婚しろ、光一」

 そんな安芸の声を聞きながら、花鈴は心配していた。

 ……今、ものすごくホッとしてしまったけど、顔に出なかっただろうかと。

 あっ、でも、女の子ってすぐに大きくなるよね。

 特に最近の子は促成栽培(そくせいさいばい)みたいに、あっという間に女性らしくなってしまう。

 きっと、未智さんは、すぐに安芸さんに似た美女となることだろう。