「いえ、ずっと考えていたんですけどね。
今日、LINEすると言ったんですが。
話す内容がなくて困ってるんです」
そのまま光一は黙っていた。
なにか続きがあると思っていたようだ。
いや、ない。
「……それがお前の話したいことか」
「はい」
「世の中なかなか難しいな」
「はい」
いや、勝手にお前らが難しくしてるだけだろうと智也と田畑が聞いていたら、言ってくるところだろう。
「……西辻」
「はい」
さっきから、はい、しか言ってないな、と思いながら、花鈴は、また、はい、と言ってしまった。
「なんでもいいんだ」
「え?」
「なんでもいいんだ、話なんて。
お前からLINEが来るだけで、俺は嬉しい――」
えっ? と見ると、光一は、しまった、という顔をしたあとで、
「ラ、ラブラブを装わなければならないからなっ、我々はっ」
と早口に言ってきた。
「そっ、そうでしたねっ。
ラブラブを装わなければですよねっ」
と花鈴も早口に言う。
今日、LINEすると言ったんですが。
話す内容がなくて困ってるんです」
そのまま光一は黙っていた。
なにか続きがあると思っていたようだ。
いや、ない。
「……それがお前の話したいことか」
「はい」
「世の中なかなか難しいな」
「はい」
いや、勝手にお前らが難しくしてるだけだろうと智也と田畑が聞いていたら、言ってくるところだろう。
「……西辻」
「はい」
さっきから、はい、しか言ってないな、と思いながら、花鈴は、また、はい、と言ってしまった。
「なんでもいいんだ」
「え?」
「なんでもいいんだ、話なんて。
お前からLINEが来るだけで、俺は嬉しい――」
えっ? と見ると、光一は、しまった、という顔をしたあとで、
「ラ、ラブラブを装わなければならないからなっ、我々はっ」
と早口に言ってきた。
「そっ、そうでしたねっ。
ラブラブを装わなければですよねっ」
と花鈴も早口に言う。



