ウエディングドレスを着せてやろう

 


「おはようございます」

 専務室に来た花鈴に向かい、光一は言った。

「西辻」

 はい、と言って、自分を見つめてくる花鈴に、光一は戸惑う。

 うむ。
 すぐに言葉が出ないな、何故だ。

 だが、このままでは不審な人になってしまう、と思いながら、光一は頑張って言ってみた。

「今日、お前にLINEで話しかけてもいいか?」