ウエディングドレスを着せてやろう

 まあ、安芸さんの方が乗り気なら、話は別だけど。

 そのあと、二人で職場の話などしながらお茶をしていたが、安芸が、
「すぐそこに、ちょっと散歩するのにいい海沿いの公園があるんだよ。

 もし、よかったら、付き合ってくれない?
 あんまり早く帰ると、親に怒られそうだから」
と言うので、

「いいですよ。
 今日、別に用ないですし」
と念願のアフタヌーンティーセットを食べて、ご機嫌な花鈴は答える。

 昼の日差しに照らされて心地好さそうな海を見た。