総長さま、溺愛中につき。③〜暴走レベルの危険な独占欲〜





 こいつは正義感お高めな、なんちゃってヒーロー野郎だ。

 ただ、こいつでさえ手段を選ばない場合がある。



「そうだ。サラが……」

「……」

「危ないかもしれない」



 そういえば、ずっと一定だった冬夜の顔色がようやく変わった。



「……最上階。701号室」



 やっと吐いたか……。

 こいつにとって、肝心要の点はサラ。

 俺は返事はせず、部屋を飛び出した。

 俺がいなくなった部屋で……。



「はぁ……あいつ、卑怯すぎ……。東に連絡しよう……」



 冬夜が、そんな言葉を吐いていたことも知らずに。




*次回の更新4月4日(土)13:00〜*