総長さま、溺愛中につき。③〜暴走レベルの危険な独占欲〜




 正直、誰かに言うのは憚られたが、冬夜なら無害だろう。

 夏目や秋人に言えばどういうことだとしつこく詰め寄られるに違いないが……こいつは、俺が答えないとわかっていることは聞いてこない。



「……それ、どこからの情報?」



 ……のはずが、今日は珍しくしょうもない質問をしてきた。

 たぶん、サラの名前に動揺したんだろう。



「いいから調べろ」

「……」



 冬夜は返事はしなかったが、パソコンをいじり始めた。

 本当はプロのハッカーにでも依頼するべきだろうが、今は緊急性を伴う。校内のことなら冬夜が一番詳しいはずだ。

 数時間の間、ひたすらパソコンと向き合っていた冬夜。

 その手が止まり、俺は期待に顔を上げたが、冬夜の表情を見てひどく落胆した。