総長さま、溺愛中につき。③〜暴走レベルの危険な独占欲〜




「っ、もしもし? やっと出てくれた……。あの、急に別れるって、せめて理由を教えてほしい。何かしたなら謝るし、嫌なところは直すから――」

《由姫はもう俺のもんだ。お前は一生、由姫に近づくな》



 ――は?



 あっけない音を立て、切れた通話。


 男……?


 待てよ……サラが今、男といるって、こと……?


 こんな時間に……?


 全身が、真っ黒い感情で満たされていくのがわかった。

 やっぱり、別れようって言ったのは……好きな男ができたからなのか……?

 俺はこんなに会いたくても、会えないのに……サラの隣にいるのは、どこのどいつだ。

 俺の女だとかほざいてたな……黙れ。


 サラは、俺のだ……っ。


 顔も名前もわからない相手に、言葉にできないほどの怒りが込み上げた。