「あ、ありがとうございますっ……」
……見れば見るほど、作り物かと思うほど綺麗な容姿をしていた。
「……で?これはどういうことなんだ?」
俺は机に置かれたメガネとウイッグを指差し、そう聞いた。
「えっと……実は、変装を……」
由姫は、恐る恐る話し始めた。
「この学園に編集するときに、父からの条件だったんです。危ないから変装することって……」
「今の姿が本来の姿ってことか?」
「はい……」
……まあ、なんとなく話の経緯はわかった。
俺は、別に容姿なんてこだわらないし、変装をしていた由姫だって文句なしにかわいかった。

