身長がすごく伸びていたり、髪色が変わっていたり……想像するだけで、会うのが楽しみで仕方なくなった。

第3実習室と書かれた教室は、生徒会室と同じくらい大きな扉の教室だった。



「ここかな……」



すごく広そうな教室……。

というか、勢いで来てしまったけど……な、なんて言って入ろう。

この先にみんながいるとして……急に入ったら不審者みたいだよね。

それに、警戒させてしまうだろうし……いやでも、気づいてくれるかな?

みんなが、「何してるの由姫!」と驚く姿が脳裏に浮かんで、私は勢いのまま突っ走ってしまったんだ。



「し、失礼します……」



ドアを開け、恐る恐る中に入る。

開けた先には誰もいなくて、まるで廊下のようになっている道を進む。

中にひとつの個室のような場所があり、そこから声が聞こえた。