貪欲に愛を欲す

「李鵬高校だよ~知ってる?」
コテンと可愛らしく首を傾げる愁。
…可愛くないけど。

「キモ」
ほら、鷹人が小さく毒吐いた。

…李鵬高校。
ここら辺では有名な高校。

「もちろん知ってるけど…
私の学力で大丈夫?」

李鵬高校はお金もち高校であり、偏差値が高い。私が元々通ってた高校の倍くらいあると思うんだけど…

「何言ってんの~?
麗ちゃんめちゃくちゃ頭いいじゃん~?」

ニコニコと笑う愁。

「…そんなわけなくない?」

何言ってんの?と言いたい私に、
鷹人が耳元で話す。

「波佐間で1位だったろ?」

なんで知ってるんだろ…
まぁ、鷹人が調べたら私の成績なんて直ぐに出るから、分かるか。と自問自答。

「波佐間って不良校だからね?
頭悪い人しかいないから当たり前だよ。」

これでも一応、日々勉強は頑張っていたから、そんな高校で悪い成績とる方が可笑しいくらいだ。


「んーていうか全国1位でしょ?」

…全国1位。

「え、何が?」

私の言葉に、?だらけの顔をする愁。

「全国模試だよ~。1位だったでしょ?」

…全国模試。全国1位。

「え!?嘘っ!?」

だってそれって…
凄いことでしょ?