貪欲に愛を欲す

「はーい」

「あ、麗ちゃんおはよ。愁だよ?」

「おはよう。早いね?
開けるから入って?」

…多分、遊びに来たんだと思う。
ロックを解除して、再び鷹人の元に戻る。

「鷹人?愁来たよ。」
私の言葉にはっきりと目を開けて、
眉間に皺を寄せる。


「おはよ~みんな大好き愁だよ?
って、痛っ危なっ、え、何?」

すごいスピードで部屋に入ってきた愁。
そして、愁に近くにあったリモコンを投げた鷹人。

今日も変わらない2人に笑顔がこぼれる。

「…何しに来たんだ」

「え?二人とも会いたいかなぁって?」

「麗との時間を邪魔しに来やがったのか?」

「ううん、3人で仲良くしよ?」

ポンポンと進む会話。
眉間の皺が深くなっていく鷹人と、
邪魔なんて心外だと言わんばかりの愁。

「…2択だ。帰るか死ぬか。」

「えぇ何その二択!?麗ちゃんは俺と居たいよね?」

突然、話を振られる。
鷹人を見ていた視線を愁に変えると、きらきらした目。

「鷹人、好きだよ。」

「あぁ。今日も愛してる。」

鷹人に気持ちを伝えると、倍にして返された言葉。そして、首に着いた執着の印。