貪欲に愛を欲す

「んっ…」

目を開けると、カーテンからは光が差し込んでいる。

隣には、私を抱き締めたまま寝ている鷹人。

いつもカッコよくて大人な鷹人だけれど、寝顔は幼く見えてすごく可愛い。

今日は土曜日で、鷹人は休み。
昨日は、私とのデートの方が大事だなんて言って休みにしたみたいなんだけど、ね。

スースーと寝息を起てている鷹人を起こさないように、ゆっくりとベッドから出てキッチンに行く。

お水をコップ1杯飲んで、んーと背伸びをすると、寝室から鷹人が出てきた。

「あ、起こしちゃった?ごめんね。」
声をかけてみるも、返答無し。
覚束無い足取りでソファに座る。

寝ぼけているところを見ると、
まだ完全には起きていないみたい。

ポンポンと、自分の足の間を叩く鷹人。

緩んだ頬のまま、コクリと頷いて、
鷹人の足の間に座る。


「ふふっ、眠いなら寝てていいのに。」

「…麗探しに来た。」

起きた時に私が居なかったから探し来たと。

ふふっ可愛い。
嬉しくて、鷹人の頭を撫でると気持ちよさそうに目を細める。


「ピンポーン」

現在7時半。

こんな早くから誰だろう?と、
鷹人の拘束から抜け出して、インターフォンまで行く。