人と関わりのない私は、こんな時、どう声を掛ければいいか分からなくて。
…けれど、私は、強くなると決めたから。
「美作、麗です。17歳で、高校2年生です。あっ、波佐間高校に通ってます。
あ、えっと…誕生日は、8月26日です。乙女座です。…あ、ごめんなさい、あの、興味ないですよね…あ、あ、…はい。」
取り敢えず、自己紹介をしてみた。
焦ると、饒舌になってしまう私。
名前を言っても、何の反応も無かったため、
空間を埋めるように、喋りすぎてしまった。
「あ、あの…」
なんと言えばいいか分からず、
俯き、もう一度口を開いた時、
「ふっっぐぅっっ、ははっ!」
特徴的な…個性的すぎる笑い声が聞こえ、
顔を上げると、水谷さんがお腹を抱えて笑っていた。
声には出ていないが、肩が揺れている鷹人も、笑っていることが分かる。
何が面白かったのか分からず、
首を傾げると、目を見開いた水谷さん。
そして、またしても舌打ちを零す鷹人。
「いやぁ、ごめんねぇ?
想像と全然違ってびっくりした。
ふっ、美作麗ちゃんか。
さっきも言ったけど、もう一度。
水谷愁です。鷹人の側近だよ。」
…けれど、私は、強くなると決めたから。
「美作、麗です。17歳で、高校2年生です。あっ、波佐間高校に通ってます。
あ、えっと…誕生日は、8月26日です。乙女座です。…あ、ごめんなさい、あの、興味ないですよね…あ、あ、…はい。」
取り敢えず、自己紹介をしてみた。
焦ると、饒舌になってしまう私。
名前を言っても、何の反応も無かったため、
空間を埋めるように、喋りすぎてしまった。
「あ、あの…」
なんと言えばいいか分からず、
俯き、もう一度口を開いた時、
「ふっっぐぅっっ、ははっ!」
特徴的な…個性的すぎる笑い声が聞こえ、
顔を上げると、水谷さんがお腹を抱えて笑っていた。
声には出ていないが、肩が揺れている鷹人も、笑っていることが分かる。
何が面白かったのか分からず、
首を傾げると、目を見開いた水谷さん。
そして、またしても舌打ちを零す鷹人。
「いやぁ、ごめんねぇ?
想像と全然違ってびっくりした。
ふっ、美作麗ちゃんか。
さっきも言ったけど、もう一度。
水谷愁です。鷹人の側近だよ。」
