貪欲に愛を欲す

やべぇやべぇと繰り返す鷹人。

何だか子供みたいで、ふふっと笑い声が出る。

すると、鷹人が爆弾を落とした。

「はぁぁ、抱きてぇ」


…ぼぉっと顔が赤くなる。

今まで、沢山の人に抱かれてきたのに。この世で一番嫌いな行為だったのに。
好きな人から言われると、違うらしい。

「くくっ、林檎みてぇだな」
そういって、鷹人の指先は私の頬を滑る。

「な、何、言って…」

「今すぐじゃねぇよ、でも…
いつかは、な。」

耳元で囁かれて、ゾワゾワして身をよじる。


「っっ、でっ!?水谷さんっ!」

話題を変えようと、水谷さんの名前を出す。
…途端に、機嫌の悪くなった鷹人。


「彼奴の名前を出したお前が悪い。」

そういって、半ば強引に塞がれた唇。
甘い、甘い、鷹人の唇。
意識が朦朧として、息が苦しい。
空気を求めるように、唇が離れた瞬間に、口を開ける。

…すると、まるでそれを求めていたかのように、中に入ってきた鷹人の舌。

鷹人の舌と、私の舌が絡まり、
顎には銀色の糸がつたう。

身体に力が抜けたとき、
鷹人から解放された。

力の入らない身体を、鷹人の胸板に預け、
はぁ、はぁと息をする。